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以前にもこのブログでお知らせした、長野県の古民家リフォーム計画進行中です。
http://www.koi-den1525.com/archives/1137 ←ここから見られます。
どうですか?めっちゃ雰囲気ありませんか?
実はまだまだ完成ではなくて、いろんな工事が現在も進行中です。
今回は、おしゃれな古民家のご紹介は一旦また次回として、弊社の大仕事だった
「受電」について、ご紹介しようと思います。これからお家を建てる方、田舎のご実家を改築予定の方、実は新築・改築でとっても重要な部分でありながら、あまりにも知られていない、電気屋さんが「とっても緊張する」内容なので、ぜひご覧ください。
ここでいう受電は、電力会社へ新築・改築に関する申請をし、屋内の配線作業や分電盤の設置、屋外の引き込み位置の確保、それらが計画通り進み電力会社が電柱から電線を持ってきて接続してくれるまでの流れを指しています。
書いてみても伝わりませんが、無事受電するまでには様々なトラブルが起こり、兎に角ひやひやします。
図面通り、計画通り進まないのは、よくないことですが工事現場ではもはや「あるある」です。
今回は古民家。非常に高い天井はその個性でもあります。その個性を見せるためにも、天井がない部分が多くあり、高さも伴い配線作業はものすごく難航しました。
住宅ではあまり見られないサイズ感。縦1mほど、鉄製の箱で、とてもじゃありませんが一人じゃ持ち上げられません。これが取り付けられていないと受電は出来ません。
詳細な作業内容は割愛しますが、兎に角接続する電線が多い・・・
これをすべて整えて、根気よく各ブレーカーに接続します。
見てください。キレイでしょ?もはや匠の技。分電盤の結線は「電気屋の腕の見せ所」といわれ、電気屋さんの技術の物差しです。ブログの著者である僕もまだまだここまでキレイに結線するのは難しいです。無理かもしれません・・・
ともかく、これで屋内の準備が整っていきます。
引き込み点とは、電柱から建物まで電線を持ってきて接続する場所です。
上の画像でいうと、左上のほうです。
法令に準じた材料を使い、法令に準じた高さで接続するための準備を行います。
しっかりと電線同士と接続し、お互いが引っ張り合う力を支える点なので、頑丈に建物へ固定するためこうして下地を入れて補強します。
そしてその先に電力メーターの設置場所を確保して、電力会社の接続と受電に待機します。
こうして受電が完了します。
著者も書いていて虚しくなるほどあっけなく書いてしまっていますが、ここに来るまで「電線の長さ足りない!発注しなおし!」や「分電盤が届かないかもしれない!」などなど、ひやひやが連続していきながら、ごり押しに近い進め方で受電日を迎えます。
こうして冒頭の画像のように明かりが灯るわけです。
電気屋さんの誇り高き瞬間です。
まとめ
著者は今回の作業にほとんど関われていませんので、結構無責任に書いてしまっていますが・・・受電は新築・改築の一大イベントであることは明らかです。新築・改築が進行中で、これから受電を迎える方がもし読んでくだされば嬉しいです。その時はぜひ見学してみてください。ひやひやしてる電気工事士が見られるか、最悪は見学を断られるかもしれません((笑)