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お宅の電気はどっち?単相2線式と単相3線式の違いと、単相3線式のメリット

はじめに

こんにちは。練馬区桜台の電気工事会社「株式会社KOI-DEN」です。

普段、私たちが当たり前のように使っている電気。照明や家電がスムーズに動いているのは、家庭に適した電気の供給方式があるからです。

ところで、皆さんのご自宅の電気が 「単相2線式」 なのか 「単相3線式」 なのか、ご存じですか?

「え、そんなの考えたこともない!」という方がほとんどかもしれませんね。でも実は、この 「単相2線式」と「単相3線式」には大きな違い があり、電気の使い勝手や電気代にも影響するんです。

この記事では、家庭用の電気の仕組みについて、できるだけわかりやすく解説していきます!
特に「単相3線式」には メリットがたくさん あるので、これから家を建てる方や、リフォームを考えている方はぜひチェックしてくださいね。

単相2線式と単相3線式って何?

まず、家の電気の仕組みを簡単に説明しましょう。

家庭の電気は 「単相(たんそう)」 という種類の電気が送られてきます。

この単相には、2つの配線方式があります。

1. 単相2線式(たんそうにせんしき)

単相2線式は、電柱から家まで 「電線が2本」 でつながっている配線方式です。

特徴
• 電圧は100V(家庭用コンセントと同じ)
• 比較的古い住宅に多い
• 使える電力量が少なめ
• 200Vの電化製品は使えない(IHクッキングヒーター、エアコンの一部など)

単相2線式のイメージ
• 電柱 → 【電線A】 → 家
• 電柱 → 【電線B】 → 家

この2本の電線で電気を供給しています。

2. 単相3線式(たんそうさんせんしき)

一方、単相3線式は 「電線が3本」 でつながっている配線方式です。

特徴
• 100Vと200Vの両方が使える
• 新しい住宅やオール電化の家では標準
• 家電がたくさんあっても、ブレーカーが落ちにくい
• 将来的な家電の増設に対応しやすい

単相3線式のイメージ
• 電柱 → 【電線A】 → 家
• 電柱 → 【電線B】 → 家
• 電柱 → 【中性線(ニュートラル)】 → 家

この3本の電線をうまく組み合わせることで、 100Vだけでなく200Vの電気も利用できる のが最大のポイントです!

単相3線式のメリット

では、単相3線式のメリットを詳しく見ていきましょう!

① 200Vの家電が使える!

「うちのIHクッキングヒーター、200Vだから…」

こんな会話を聞いたことはありませんか?実は、 IHクッキングヒーター、エアコン、食洗機などの一部の家電は200Vが必要 なんです。

200Vの家電は パワーが強く、効率が良い のが特徴です。例えば、
• IHクッキングヒーター → 火力が強く、調理が早い
• エアコン(大型機種) → より広い部屋を冷やせる
• 食洗機 → 洗浄力がアップ

単相2線式の家では200Vが使えないので、これらの家電を導入できません。
でも、単相3線式なら 100Vと200Vの両方が使える ので、将来的に家電を増やしたいときも安心ですね!

② 電気の使いすぎでブレーカーが落ちにくい

「電子レンジとドライヤーを同時に使ったら、ブレーカーが落ちた…」

こんな経験はありませんか?これは 電気の容量オーバー で起こります。

単相2線式は 最大30A~40A程度 の電気しか使えません。でも、家の電気使用量が増えると ブレーカーが頻繁に落ちてしまう んです。

一方、単相3線式は 50A~60A以上の契約も可能 なので、 家電をたくさん使ってもブレーカーが落ちにくい!

特に、電気を多く使う オール電化の家庭 では、 単相3線式が必須 になります。

③ 電気代が安くなる可能性がある

「え、電気の配線方式で電気代が変わるの?」と思うかもしれませんが、 単相3線式の方が電気代を節約できる可能性 があります。

なぜなら、 200Vの電化製品は100Vよりも効率が良い からです!

例えば、エアコンを200Vにすると、同じ暖房・冷房でも消費電力が減り、結果的に電気代が下がることがあります。

また、 電力会社の契約プランによっては、200Vを使うと基本料金が下がるケース もあるので、チェックしてみる価値はありますね!

どうやって確認する?自宅の配線方式の見分け方

「うちの家、単相2線式?それとも単相3線式?」と気になった方へ。

自宅の配線方式は 電力メーター(電力量計)や分電盤(ブレーカー)の表示を確認 すれば分かります!

確認方法
1. 電力メーターをチェック
• 単相3線式なら「単3」や「単相3線」などの表記がある
• 電線が3本あるか確認(難しい場合は電力会社に問い合わせ)
2. 分電盤をチェック
• 「200V」と書かれたブレーカーがあれば、単相3線式の可能性が高い
3. 電力会社に問い合わせる
• 確実に知りたい場合は、契約している電力会社に確認すると確実!

まとめ

今回は 単相2線式と単相3線式の違い、そして単相3線式のメリット について解説しました!

単相3線式のメリット
✅ 200Vの家電が使える!
✅ ブレーカーが落ちにくい!
✅ 電気代が安くなるかも!

特に、 オール電化の家庭やこれから家を建てる人 には、単相3線式がオススメです。

「うちの電気、どうなってるんだろう?」と思った方は、ぜひチェックしてみてくださいね!

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この記事をご覧になって、ご自宅のマンションリフォームや電気工事についてご質問やご相談がございましたら、ぜひ当社ウェブサイトのお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。地域や事情管理のチェックポイント、施工費用の目安などを含めて、最適なプランをご提案させていただきます。どんな小さなことでも、ぜひご相談ください。

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