株式会社KOI-DEN

こんにちは。練馬区桜台の電気工事会社「株式会社コイデン」です。
今回は、電気工事士の資格についてご紹介しようと思います。

転職市場で求められる資格とは？

30代・40代の男性にとって、転職は慎重に考えるべき大きな決断です。未経験から新しい職種に挑戦する場合や、手に職をつけて安定した仕事を探す場合、資格の有無がキャリアの選択肢を大きく広げます。

その中でも、**「第二種電気工事士」**は、実務経験が不要で取得できる国家資格の一つであり、転職や独立を考える人にとって非常に有益な資格です。本記事では、第二種電気工事士の取得方法やメリット、どのような人に向いているのかを詳しく解説していきます。

1. 第二種電気工事士とは？どんな資格なのか

1-1. 第二種電気工事士の概要

第二種電気工事士は、住宅や小規模な店舗、事務所などの電気工事を行うために必要な国家資格です。具体的には、以下のような作業ができるようになります。
• コンセントやスイッチの取り付け・交換
• 照明器具の設置
• 配線工事
• 分電盤の設置・交換

この資格を取得することで、電気工事会社や設備メンテナンス業界での就職が有利になるだけでなく、DIY感覚で自宅の電気工事を行うことも可能になります。

1-2. どんな人が受験できるのか？

第二種電気工事士の試験は、年齢・学歴・実務経験の制限がなく、誰でも受験可能です。未経験の方でも勉強をすれば合格できるため、転職や手に職をつけたい方にとって非常にハードルの低い資格と言えます。

2-1. 転職や再就職に有利

30代・40代での転職は、未経験の職種に挑戦する場合に不安がつきものです。しかし、第二種電気工事士の資格を持っていれば、「資格あり＝即戦力」と判断され、採用されやすくなる傾向にあります。

特に以下の業界では、電気工事士の資格を持つ人材が求められています。
• 電気工事業界（電気設備工事会社）
• ビルメンテナンス業界（ビル管理、マンション管理）
• 製造業（工場設備の保守・メンテナンス）
• ハウスメーカー・リフォーム業界（新築・リフォーム時の電気工事）

2-2. 資格手当や昇給のチャンスがある

電気工事士の資格を持っていると、会社によっては資格手当が支給されるケースもあります。月5,000円～1万円程度の手当がつくことも多く、長期的に考えれば大きな収入アップにつながります。

また、資格を持つことで昇進しやすくなるため、将来的に職長（リーダー）や管理職へのステップアップも期待できます。

2-3. 独立・副業の可能性が広がる

電気工事士の資格を活かして、個人で電気工事を請け負うことも可能です。例えば、簡単な電気工事（コンセント増設・照明取り付けなど）を副業として行うことで、収入の柱を増やすことができます。

特に最近では、DIY需要の増加に伴い、個人での電気工事の依頼も増えているため、地域密着型のサービスとしても大きな可能性があります。

第二種電気工事士の試験は、筆記試験と技能試験の2段階で構成されています。

3-1. 筆記試験（電気理論・配線図・法規）
• 試験内容：電気の基礎知識、配線図の読み取り、電気工事に関する法律
• 合格率：おおよそ 60%～65%
• 勉強時間の目安：初心者で約100時間

電気に関する基礎知識が問われるため、過去問を繰り返し解くことが重要です。

3-2. 技能試験（配線作業）
• 試験内容：実際の電気配線の組み立て、結線作業
• 合格率：おおよそ 70%～80%
• 対策方法：事前に工具を揃えて、練習キットを使って練習する

技能試験は、決められた課題（候補問題）を時間内に正確に完成させることが求められます。事前にしっかりと練習することで、高い合格率を狙えます。

① 試験日程の確認・申し込み
• 年に2回（6月・10月）実施
• 申し込み期間に注意！（試験の約2ヶ月前）

② 筆記試験対策（1～2ヶ月）
• 過去問を中心に勉強
• 参考書や動画講座を活用する

③ 技能試験対策（1～2ヶ月）
• 工具を用意（圧着工具・ストリッパーなど）
• 候補問題を繰り返し練習

④ 試験当日・合格発表
• 筆記試験合格後、技能試験へ
• 合格発表後、申請手続きを行い資格取得

第二種電気工事士の資格は、30代・40代の転職希望者にとって大きな武器になります。実務経験なしでも受験でき、合格すれば電気工事関連の仕事に就く道が大きく開けます。

また、資格を取得することで以下のメリットがあります。
• 未経験からの転職がしやすくなる
• 資格手当や昇給の可能性が高まる
• 独立や副業で収入の幅が広がる

電気工事の仕事は今後も需要が高く、長く安定して働ける職種の一つです。転職を考えている方は、ぜひ第二種電気工事士の資格取得に挑戦してみてはいかがでしょうか？